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敏感肌の対策は原因を理解することから

「敏感肌」「乾燥性敏感肌」は肌の自律調整機能不足に原因があります。皮膚は上から順に表皮・真皮・皮下組織の構造になっていますが、一番外側の表皮は平均0.2ミリの厚さで外的刺激から肌を守る役割をしています。この表皮自体も細かく分けると、4つの層からなっていますが、約28日間の新陳代謝で新しく生まれ変わります。
表皮の最も外側の角質層は10〜20層の角質細胞が重なってできており、正常な肌の場合、厚さは0.02〜0.03o、水分量は10〜30%に保たれるようになっています。滑らかな肌は水分量が20%以上あり、化粧のノリがよい肌ですが、水分量が10%未満の肌だといわゆる乾燥肌ということになります。
角質層から水分の蒸発を防ぎ、皮膚の潤いを保持する働きをしているのが皮脂膜と呼ばれる細胞間脂質です。皮膚の表面で汗腺から分泌される汗と皮脂腺から分泌される皮脂が程良く混ざった「セラミド」と呼ばれる成分で構成され、天然保湿因子(NMF)と角質細胞同士をつないでいるものです。
このように、肌自体には水分と油分のバランスを整える自律調整機能が備わっているのですが、セラミドや天然保湿因子(NMF)の不足、新陳代謝機能の低下、皮脂や汗腺から出る水分不足等が生じると、角質層が水分を保持できず、肌内部の水分が蒸発しやすくなってしまいます。この状態が乾燥肌や敏感肌です。敏感肌になってしまうと、ちょっとした刺激でも肌の調子が悪くなってしまいますので、肌を本来の正常な状態に戻すよう、様々なケアをしなければいけません。
「セラミド」は肌の角質層にあって、外部刺激から肌を守るバリア機能と、角質層の水分を保持する重要な役目をしてくれますので、乾燥性敏感肌になってしまった肌への対策として、まずは「セラミド」の働きをケアすることが大切となります。肌が受ける外部からの刺激は、気温の変化や乾燥、ダニ・ハウスダスト・雑菌など、日常生活のいたるところに存在します。それだけでなく、角質層には常在菌として有用菌の皮膚ブドウ球菌や有害菌の黄色ブドウ球菌などがいます。自律調整機能が衰えると、有害菌が敏感肌の原因にもなります。肌が健康な状態を保てない「乾燥性敏感肌」になってしまった時には、これらの全てが肌トラブルを引き起こす原因となっているのです。

入浴と敏感肌対策

普通の人なら反応しない物質や刺激や変化に対して、過敏に反応して肌トラブルが起こりやすい肌を敏感肌といいます。物理的な刺激であったり、化学的な刺激であったりしますが、健康な肌構造が本来備えているバリア機能が低下してしまっているため、免疫機能が普通の人より過剰に反応してしまうのが原因で、その防御反応として皮膚が炎症を起こした状態が敏感肌というものです。
敏感肌対策としては、部屋の湿度を調整したり、食生活でも栄養を気にするなど、まずは日常の生活習慣のなかで無理なくで出来ることから始めるとよいでしょう。なかでも、毎日のお風呂の入浴で乾燥性敏感肌の対策ができるのであれば、誰でも無理なくにできるのではないでしょうか。
「敏感肌・乾燥性敏感肌向け」と書かれた入浴剤を小売店の店頭でよく目にしますが、これらの入浴剤には敏感肌対策にお勧めの「セラミド」や「うるおい成分」などの保湿成分が配合されています。保湿タイプの入浴剤のはいったお風呂に入るだけで、全身にうるおい成分が行き渡り、敏感肌対策として自宅で手軽に出来るスキンケア方法と言えます。
しかし、長時間の入浴はかえって逆効果です。入浴すると、拡がった角層からセラミドなどが流出してしまい、ますます肌の乾燥を促進しまうからです。湯船につかる時間は5分程度、長くても15分以内が目安とするとよいでしょう。お湯の温度も熱過ぎると急速に肌の保湿成分を奪い取られ、却って肌が乾燥してしまいます。そればかりでなく、急激に体温が上昇するとその刺激でかゆみが誘発します。お湯の温度は、冬だとちょっと寒いくらいの38〜40度位が理想的と言われています。敏感肌対策には、時間だけでなくお風呂の温度も重要なようです。
シャンプーやコンディショナーの洗い残しも、敏感肌に刺激を与える原因となります。シャンプーやコンディショナーは自然派成分のものを使用することも重要ですが、首や背中の肌に残らないよう、上から下へ、順に洗うようにするなど、すすぎ方にも気を配ることが敏感肌対策となります。
またナイロン性のタオルを使用している場合は、肌(皮膚)をこすり過ぎないように気をつけなければなりません。体を必要以上に擦り付けてしまうと、必要な皮脂までが奪われていき、乾燥肌を促進してしまいます。まずはしっかり汚れを洗い流し、入浴後まだ体の乾ききらないうちに保湿剤、保湿クリームで肌(皮膚)のバリア機能を維持するよう心がけましょう。

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シャンプーと敏感肌対策

体の洗い方にも注意が必要です。石鹸の使いすぎには注意しなければなりません。固形石鹸をおすすめしますが、液体のものは量を使いすぎる傾向にありますので、適度な量を使用するよう心がけなければなりません。また、商品のなかには「肌にやさしい」がために洗浄力が弱いものもあります。肌に汚れが残ってしまうのは、酸化・老化の原因を自ら作ってしまっていることにもなります。正しいスキンケアは、肌の汚れをしっかりと落とすことにあります。
頭皮が敏感肌の方がシャンプーやコンディショナーを選ぶ時には、低刺激性・無香料・無着色の敏感肌用ものを選ぶようにするとよいでしょう。頭皮が乾燥していますので、肌に優しく、負担をかけないよう、シャンプーは良く泡立ててから髪になじませ、余計な摩擦を与えないようにしながら洗う事が大切です。爪などで引っ掻くように洗うと刺激が強く、余分な皮脂をめくってしまいますので、指先で強く撫でるように肌に優しく洗うようにしましよう。
敏感肌対策をしている時に、コンディショナーは頭皮に余計な膜を作ってしまうので、逆効果だと考えている人も多いようですが、コンディショナーは頭皮でなく、髪自体に塗りこむようにトリートメントします。シャンプーやコンディショナーの皮膚での洗い残しは、肌トラブルに繋がりますので、ボディーシャンプーで体を洗いながら、すすぎ残しがないようにしっかり落とさないと敏感肌対策としては片手落ちです。また、1日に何度もシャワーを浴びると、顔と同様、皮脂を取り過ぎてしまいますので、敏感肌対策にはなりません。
入浴後は角層が膨潤して肌がしっとりしていますが、時間が経ってしまうと敏感肌の人でもカサついた状態に戻ってしまうので、保湿剤を使って乾燥しないようなケアや対策を取ることも必要です。

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